日本茶インストラクター試験の一次試験に合格した筆者が、資格概要や日本茶アドバイザーとの違いをご紹介します。
日本茶インストラクター資格とは?
NPO法人日本茶インストラクター協会が認定する日本茶の中級資格で、20歳以上であればどなたでも受験できます。日本茶に関する幅広い知識が得られるため、茶業界の方を中心に取得されています。
日本茶アドバイザーとの違い
日本茶アドバイザーは初級資格、インストラクターは中級資格です。
日本茶アドバイザーは取得が容易なのに対し、日本茶インストラクターはしっかり勉強しないと合格できません。
アドバイザー | インストラクター | |
---|---|---|
合格率 | 80% | 35% |
受験料 | 16,500円 | 22,000円 |
筆記試験 | マークシート | マークシート |
実技試験 | なし | あり |
・日本茶アドバイザー養成スクールへの参加
・日本茶インストラクター通信講座のレポート提出
でも取得できます。
インストラクターは試験に合格しないと取得することができません。
かかる費用
同NPOが開催する日本茶インストラクター通信講座の教材から問題が出題されるため、試験合格のためには通信講座の購入が必要です。(購入しなくても受けられますが相当難しいと思います)
試験料と合計すると約10万円の費用がかかります。
- 日本茶インストラクター通信講座 79,750円
- 受験料 22,000円
日本茶インストラクター通信講座
通信講座に申し込むと以下内容が届きます。
・バインダー
・テキスト(10冊・茶の歴史/茶業のあらまし/伝え方の基本/茶の栽培/茶の製造法/茶の健康科学/茶の化学/茶の利用/茶の淹れ方/茶の品質審査と鑑定)
・リポート(3通)
・練習問題
・DVD
・補助教材(「茶関係資料」(公社)日本茶業中央会編・「茶の科学用語辞典」日本茶業学会編)
・茶鑑定器具セット(審査盆、審査茶碗、網匙)
日本茶アドバイザーとインストラクター、どっちがおすすめ?
インストラクター試験は難易度が高いため、しっかり勉強しないと合格することができません。そのため勉強時間が取れない方はアドバイザーがおすすめです。
日本茶アドバイザーがおすすめの方
- 趣味レベルで日本茶の知識を得たい方
- 勉強時間が取れない方
日本茶インストラクターがおすすめの方
- お茶に関わる仕事をしている/目指している方
- お茶に関する専門的な知識を得たい方
- 勉強時間が取れる方
日本茶アドバイザーと比較しながら日本茶インストラクター資格についてご紹介しました。
受験を考えているみなさんの参考になれば幸いです。