日本茶インストラクター試験の一次試験に合格した筆者が一次試験ついてご紹介します。日本茶インストラクター試験が気になっている方、合格に向けて勉強している方の参考になれば幸いです。
日本茶インストラクター 一次試験について
服装
私が受験した日は11月の寒い日でしたが、会場内は暖房がしっかり効いており、やや暑く感じるほどでした。そのため、カーディガンや軽い羽織ものなど、温度に応じて調節しやすい服装がおすすめです。
外は寒くても、試験会場では暑く感じる場合がありますので、重ね着などで温度調整ができるようにしておくと快適に過ごせます。
また、花粉症や風邪の影響なのか、くしゃみをしたり鼻をすすっている方が多く見受けられました。気になる場合はマスクやティッシュを持参しておくと安心です。
集中力を保つためにも、自分の体調管理と周囲の環境対策をしっかり準備して臨むことをおすすめします。
持ち物
・受験票
・鉛筆
・消しゴム
・腕時計(スマートウォッチNG)
私が受験した会場には時計が設置されておらず、腕時計が非常に役立ちました。
アップルウォッチ等のスマートウォッチは試験中に使用できないため、自分で時間を把握できる手段として腕時計は必須アイテムです。忘れずに準備してください。
マークシート
試験では、これまで使ったことのない横向きのマークシートが使用されており少し戸惑いました。
回答欄が通常と異なる配置のため、マークをズレないように注意することが非常に重要です。
焦って回答を埋めていくと、知らないうちにズレてしまう可能性がありますので、問題番号と回答欄をこまめに確認しながら進めるようにしてください。
▼イメージ
問1 | 問2 | 問3 | 問4 | 問5 |
ア | ア | ア | ア | ア |
イ | イ | イ | イ | イ |
ウ | ウ | ウ | ウ | ウ |
エ | エ | エ | エ | エ |
オ | オ | オ | オ | オ |
試験問題について
本番の試験は練習問題よりも難しかったです!問題文や選択肢が練習問題に比べて長文で、内容も高度になっており、その難易度の差に驚かされました。
さらにこれは私の予想ですが、選択肢の中には見覚えのない内容も含まれており、不正解の選択肢の中にテキストに記載されていない項目が含まれていたように感じました。
通常の選択問題では、正解がわからなくても他の選択肢から消去法で答えを導ける場合がありますが、この試験ではそれが通用しない仕組みになっているようでした。正解がわからなければ得点につながらない形式になっており、改めて自分の知識不足を痛感しました。
また、問題はテキストの大見出しや重要箇所だけでなく、小さな表やコラム、細かい注釈といった、通常なら見落としがちな部分からも出題されました。テキストに載っているすべてが出題対象であると考え、隅々まで抜け漏れなく暗記する必要があると実感しました。
回答のコツ
分からない問題は悩まず次へ
問題文や選択肢は長文で構成されており、読むだけでもある程度の時間がかかります。そのため、1つの問題に悩み過ぎると全体を解く時間が足りなくなる恐れがあります。
分からない問題に直面した場合は、深く考え込まずにいったんマークをつけて飛ばし、次の問題に進みましょう。すべての問題を解き終えた後、時間が余れば見直しをすることで、冷静に再挑戦できます。この方法で、限られた試験時間を有効活用しましょう。
(余裕があれば)科目ごとの出題数をチェック
時間の余裕があれば、科目ごとの出題数を確認してから見直すことをおすすめします。
試験の合格基準は「総合で70点以上」かつ「各科目正答率50%以上」。
この 各科目正答率50%以上という基準が意外と厄介です。
注意すべきは全科目が同じ問題数ではない点です。
例えば1科目で10問出題されれば5問まで間違えられますが、2問しか出題されない場合、間違えられるのは1問までです。そのため、試験時間内に余裕があれば出題数が少ない科目・分からない問題数が多い科目を優先して見直すのが効果的です。
実際に私が受験した際には苦手分野から15問出題され、落としてよいのは7問なのに、自信のない問題が9問あるという状況でした。このとき各科目の問題数や間違えた数を確認し、正答率50%を超えていそうな科目は見直しを省略し、苦手分野に集中して取り組みました。
時間がたっぷり余っている時は最初から見直すのもアリですが、少ない時間で見直す場合は優先順位を考えましょう。
試験結果
試験結果は、郵送とインターネット上で通知されます。
私の場合、郵送での通知は11月21日に届きました。家を空ける可能性がある方は、インターネット上で確認できるよう試験番号をメモしておくと安心です。
以上、日本茶インストラクター一次試験についてご紹介しました。
試験は決して簡単ではありませんでしたが、しっかりと準備を進めることで合格の道が開けます。学習を通じて日本茶の知識を深めることで、新たな発見や魅力に触れる機会にもなります。
この記事がこれから挑戦する皆さんの参考になれば幸いです!